日本の高齢化率が過去最高‼

50代の学び

1.過去最高の高齢化率とは?

敬老の日にちなんで、総務省が発表した日本の65歳以上の高齢者は3,623万人(男性1,572万人 女性2,051万人)。
これは、総人口の29.1%にあたり、世界200ヶ国で最高値。
総人口の3~4人に一人が高齢者になります。
今後はその割合が、2025年に30%を超え、2030年には総人口の平均が50歳を超えるとも予測されています。
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023_ReportALL.pdf

さらに、80歳以上が占める割合は10%を超えて、最高年齢は116歳の女性です。
なんと、10人に一人が80歳以上であり、100歳以上の人口も過去最多になりました。
厚生労働省の調査(2022年)では、平均寿命は男性81.05歳、女性は87.09歳で超高齢社会になっています。

あなたは自分が高齢者になるイメージをどのように持っていますか?

この超高齢社会でアラフィフ世代の皆さんが、これからのシニアライフをどう生きるかで社会の在り方は大きく変化するでしょう。
今回は、この社会を若者視点で捉えて、アラフィフ世代がどのような人生を送るべきかを考えてみたいと思います。

2.アラフィフ世代の立ち位置

下図の3つの表は、総務省人口推計(2022年10月1日現在)を基に、batacoが作成したものです。
まず、日本の年代別人口比率を見てください。
65歳以上は29%ですが、45~54歳は15%、55~64歳は13%で合わせるとこの世代が28%を占め、
この人口がシニア世代の予備軍になります。
第2次ベビーブームの人口がシニア世代に突入するということは、若者世代にかなりの負担を掛けることになるのが容易にわかりますね。

次に↓の男女別の人口比率を見てください。
65歳以上の人口は、男性より女性の方が高いのがわかります。
男女の平均寿命の差は、生活習慣や遺伝的要因などによって説明されますが、完全に解明されているわけではないようです。
しかし、女性は男性よりも長生きの傾向にあるのは事実です。
45歳以上の男女別人口比率は、男性55% 女性58%で女性の方が高く、
アラフィフ世代は、女性人口の16%、女性の6人に一人がアラフィフ世代であるという立ち位置を理解する必要があります。
高齢化率が高まれば若者に負担がかかるというのは、一見当然のことのように思えます。
高齢者の医療や介護などの社会保障費は増加し、それを支えるためには若者の税金や保険料が上昇するでしょう。
また、労働力不足や消費低迷などの経済的な問題も発生する可能性があります。
しかし、高齢化率の高いことが必ずしも悪いことだとは限りません。
シニア世代と若者が共存する良き方法を提案できる内容を考えてみましょう。

3.若者との共存方法

次世代を担う若者に負担を掛けず、シニア世代が充実した生活を送るために、以下の5つのアプローチを考えてみました。

健康でいること
健康を維持するために積極的に健康管理を行い、医療費を削減することが大切です。
そのために、予防医療や健康的な生活習慣について学んで実践すること。

社会参加すること
高齢者が社会参加を続けることで、経済的な負担が軽減できます。
そのために、ボランティアやスキルを活かした働き方などを追求すること。

資産運用
貯蓄や資産を有効に運用し、あなた自身が経済的に自立できるようにすることが大切です。
そのために、これからの資産運用について学ぶこと。

世代間の協力
若者と協力し合い、家族やコミュニティで支え合う文化を促進することが大切です。
そのために、若者の置かれた立場を理解し、世代を超えたコミュニケーション能力を向上させること。

何事もポジティブに捉えること
若者のロールモデルになることが大切です。
そのために、置かれた境遇や立場であなたの役割を前向きに取り組むこと。

これらのこと以外にも出来ることがあるかもしれませんね。
いずれにしても、超高齢社会において、どの世代の人たちとも共存しながら自立したシニアが増えることが望ましいでしょう。

4.まとめ

今回の投稿では、日本の高齢化率が過去最高に達している現状について考察しました。
日本は世界でも高い高齢化率を誇り、これからの社会においては若者と高齢者が共存し、共に幸福な生活を築いていく必要があります。
アラフィフ世代の皆さんが超高齢社会でどのような役割を果たすか、また、若者に負担をかけずに高齢者が充実したシニアライフを送るためには、いくつかのアプローチが重要です。
健康管理、社会参加、資産運用、世代間の協力、そしてポジティブな考え方が、未来のシニアライフをより豊かにする鍵となるのではないでしょうか。
超高齢社会において、若者と高齢者が協力し合い、社会全体がバランスよく成り立つよう努力し、共に幸せな日々を過ごす未来を築くことができると良いですね。

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