自分を知る分析法①

50代の学び

1. 自己分析って何?

自己分析とは、あなた自身の強みや弱み、興味や価値観などを客観的に見つめ直し、自己理解を深めるプロセスであり、これまでのあなたの経験や成果、そして将来についてじっくりと見つめ直すことのできる重要なステップです。
自己分析を通じて、あなたの強みや価値観を再確認し、過去の失敗や課題から学びを得て、今後の目標をより具体的に設定することができます。
具体的には、自分の得意なことや改善したい点が明確になり、日々の生活や人間関係をより充実させるヒントを見つける手助けになります。
これからの未来にキャリアデザインをしていく上で、あなたがどうありたいか、何をしたいのか、何をするべきかを自己分析によって認知することができるようになるでしょう。

キャリアデザインについては、↓の投稿をご覧ください。

2. 自己分析5つの方法

bataco academyでは自己分析に5つの方法を提案します(下図参照)。
ここで注意が必要です。
自己分析は自分の嫌な過去や思い出したくないこと、短所を洗い出して落ち込むためにするものではありません。現在あるあなたの姿は、過去の経験の積み重ねによって形成されています。
その過去を振り返ることによって、これからのシニアライフを輝かせるために、あなたにふさわしい、あなたの生き方を描くために行うものであることを前提にしてください。

これらの5つの方法で、あなたの人生の出来事や転機を可視化してみると、自身の意外な一面を知り得るきっかけになるでしょう。

3. ライフチャートを作成する

「1.ライフチャートを作成する」について説明します。
まずは、ライフチャートの元となる、あなたの年代別における出来事や転機をノートか、大きめの用紙に書き出してみてください。
例えば、下図のような表にしてみてはいかがでしょうか。

縦軸に「年代」、横軸に「出来事やその時代の自分の様子」を記せるようにしました。
趣味や特技、その時代にハマっていたことなども項目に入れると良いですね。
これだけでも、自身のライフストーリーがあることに気づくことができます。

次は、この表を参考にライフチャートを作成します。
ライフチャートは各年代で、自身がどれくらい充実度や幸福度を感じていたかを可視化するものです。
下図のように、縦軸を「充実度&幸福度」、横軸を「年代」にしてください。
作成の手順は、
①用紙の中央に横軸を引きます。
②その横軸をベースに、上に行くほど「充実度&幸福度」が高く、下に行くほど低い状態にします。
④×印を線で結ぶ
⑤図に様に、いくつかの山や谷がある部分にその理由をメモ書きする

4. 完成したライフチャートを眺める

あなたのライフチャートはどのような曲線を描いていますか?
その曲線から、あなたの人生の出来事や、どのような状態になると充実度や幸福度が高くなり、どのような状態になると低くなるという、あなたの特徴が認識できるのではないでしょうか。
ライフチャートの描き方は、同じような人生を歩んできた人であっても全く同じものは存在しません。
その時に感じる充実度や幸福度は、人によって違うものだからです。
このライフチャートから、あなたの充実度や幸福度に必要なモチベーションの保ち方の法則を読み取ることができればOKです。

次の投稿で、このライフチャートをさらに活用して、あなたの強みや価値観を明確にしていく方法を解説します。


タイトルとURLをコピーしました